iPadは中国企業の商標

 中国のIT企業が、アップル(アメリカ)の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」は自社の商標権を侵害しているとして、中国各地の商工当局に販売の停止を申し立てました。

 販売停止を申し立てたのは、広東省深セン市の「唯冠科技」と言う企業。17日に北京市内で記者会見を開いた創業者の楊栄山氏によると、2000年に画面を触って操作するパソコン「iPAD」を発売し、台湾のグループ会社が商標権を世界各地で取得したそうです。
 その後、アップルの意向を受けたとみられるイギリスの会社に商標権を売却しましたが、唯冠は中国分は売却対象に含んでいないと主張しています。

 アップルは深セン市の地方裁判所に商標権の認定を求めましたが、昨年12月に敗訴。現在、上訴しています。
 1審の勝訴を受け、唯冠は各地方の商工当局に権利侵害の調査と販売の差し止めを要請し、税関当局には輸出入停止を申請。一部の店舗からは既にiPadが撤去されていると言います。

 偽物のアップルストアまであるというのに、本物が撤去されているというのが実に中国らしいです。一体何を根拠に中国企業の商標権を認めたのかは不明ですが、確実に世界中のアップルファンを敵に回したでしょう。そして、一層世界からの信用を失いました。