スカイツリー、世界一高い雷観測所に

 5月に開業する東京スカイツリー(東京都墨田区)で、3月から雷の観測が始まるそうです。

 高さ634メートルのツリーは、既に世界一高い自立式電波塔ですが、同時に建物として世界一高い雷の観測場所にもなります。高い分雷が落ちやすく、研究者らは電流と波形を計測して、雷に強い電子機器の開発にも役立てたいとしているそうです。

 スカイツリーの地上497m地点のアンテナのゲイン塔の根元部分には、落雷の発生を常時監視し電流の大きさや波形の変化などを記録する計測装置のロゴスキーコイルが六角形状に囲んだ形で設置され、東武タワースカイツリー、東京大学生産技術研究所、電力中央研究所の3者共同による研究が行われることになっています。500mを超える超高層建築物への計測装置の設置例は、スカイツリー以外ではカナダのCNタワーだけ。

 電力中央研究所によると、年間の落雷が1回程度の東京タワー(高さ333メートル)に対し、ツリーはより高く、周りに高い建物がないため、一夏で20~30回の落雷を予測しているそうです。