小出監督死去

 シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを育てた事で知られる、陸上女子長距離の指導者、小出義雄さんが亡くなりました。80歳でした。

 小出さんは順天堂大学体育学部時代に箱根駅伝へ3年連続で出場した経歴を持ち、同大学卒業後は教員として公立高校に勤務。1986年には、市立船橋高校を回全国高校駅伝で優勝に導きました。

 その後、1988年にリクルート社のランニングクラブ監督に就任。五十嵐美紀、有森裕子、志水見千子、鈴木博美、吉田直美らを育てて黄金時代を築きました。有森裕子は1992年のバルセロナオリンピック女子マラソンで銀メダルを、4年後のアトランタオリンピックでも銅メダルを獲得しましたが、社内の確執から1997年に積水化学工業に移籍。同社の女子陸上競技部監督に就任。2000年のシドニーオリンピックでは、やはり教え子の高橋尚子が女子マラソンで金メダルを獲得。国民栄誉賞を受賞するなどして、日本中にブームを巻き起こしました。

 2001年には自らが代表取締役となって、佐倉アスリート倶楽部を設立、監督に就任。2019年3月31日にをもって指導者から勇退していました。

 女子長距離選手の育成に定評があり、教え子の多くが日本代表としてオリンピックに出場した名伯楽でした。近年は体調が悪く入退院を繰り返していたと言う事で、勇退も健康問題のためだったようです。