放鳥トキ、2組目のペアにひな誕生

 環境省の5日発表によると、新潟県の佐渡島で放鳥され、野生下で営巣・抱卵しているトキのペアから、新たにひな1羽が誕生したそうです。

 4月に3羽のひなが生まれたペアに続いて2組目で、これで放鳥トキのひなは計4羽となりました。同省佐渡自然保護官事務所によると、ひな誕生が確認されたのは、共に2010年秋に放鳥された5歳雄と3歳雌のペアで、つがいを組んで2年目。4月4日に産卵したとみられています。
 この他現在6組のペアが抱卵中であり、今後も雛の誕生が期待されます。

 中国からトキを借り受けての人工繁殖から、ようやくここまで来ました。しかし、まだ個体数から言ってもとても安心できるレベルではありません。今後も慎重に見守っていく必要があるでしょう。

 トキは2003年に最後の日本産トキが死亡しています。現在のトキは全て中国産ですが、生物学的にはまったく同一種であるため、日本におけるトキの扱いは「絶滅」ではなく「野生絶滅」となっています。なお、中国産と日本産の差異は個体間程度のものにとどまるため、中国産のトキは外来種としては扱われません。