一本松、生育は困難

 岩手県陸前高田市の名勝・高田松原で、唯一東日本大震災の津波に耐えて残ち、復興のシンボルとなっている「奇跡の一本松」について、観察を続けている財団法人「日本緑化センター」は12日、生育は困難とする内容の報告書を同市の戸羽太市長に提出しました。

 大震災による津波から、たった一本残ったあの松の木ですね。7月に新芽が点在しているのが確認されたのですが、その後茶色に変色するなど衰弱が進んでいました。センターが10月に再調査したところ、地盤沈下で根が塩分を含んだ水につかって大部分が腐り、養分や水分を吸収できない状態となっていたそうです。

 大震災直後に他の場所に植え直すなどしていれば、生き残れたかも知れませんが、あの状況で松の木を移動させるような余裕があったはずもなく。江戸時代(1667年)から続き、これまで明治三陸津波や昭和三陸津波、チリ地震津波にも耐え年間100万人以上が訪れる観光名所としても知られるクロマツとアカマツからなる合計7万本もの松林も、これで完全に消滅したことになります。

皆既月食の悲劇

 10日午後11時10分ごろ、兵庫県加西市の県道で、小学生の兄弟が軽トラックにはねられて2人とも死亡するという痛ましい事故が発生しました。兄弟は皆既月食を見て帰る途中だったそうです。

 加西署は自動車運転過失致死容疑で、運転していた同市下万願寺町の建築業・小池巧容疑者(53)を現行犯逮捕しました。小池容疑者は「電柱に当たったが、人には当たっていない」と容疑を否認していると言うことですが、加西署によれば、小池容疑者からは基準値以上のアルコールが検出されたと言うことです。

 飲酒運転の果てに子供を二人も殺しておいてシラを切るとは、実に見下げ果てた男です。もし本当に気がつかなかったとしたら、相当に酔っていたと言う事で、どちらにしても言い訳は出来ません。危険運転致死罪の適用は間違いないでしょう。

 飲酒運転という行為がいかに危険なものであるか、これまで何人もの犠牲者が証明しているのですから、もっと罰則を厳しくしてもいいくらいです。それ自体を刑事罰の対象にしてもいいでしょう。