グーグルの自動運転車が事故

 インターネット検索世界最大手「グーグル」の2月29日発表によると、開発中の自動運転車が、カリフォルニア州で行った走行試験で、人工知能の判断ミスによる衝突事故が起きたそうです。

 事故が起きたのは同月14日。自動運転中の車が右側車線に入ろうとして、路上にある砂袋を見つけて停車。砂袋を避けるため元の車線に戻る時、後ろから来たバスと接触したと言うことです。

 グーグルによると「人工知能も、自動運転車の搭乗者も、バスが道を譲るか減速するだろうと思い込んでしまった」と言うことで、「我々の車が動かなければ事故は起きなかったので、一定の責任がある」とのコメントを発表しました。

 人工知能は基本的に人間の行動がお手本になりますから、人間と同じようなミスも起きます。多数のセンサーによって人間より死角が少なく、人間夜素早く判断できるでしょうが、判断そのものを誤る可能性は付いて回ります。それでも、全くの素人や高齢者、運転の下手な人間に比べれば優秀でしょうが。

給与管理担当者を狙うメール

 企業の給与管理業務を委託されている会社を装って、人事担当者を騙そうとするフィッシング詐欺メールが出回っているそうです。この手口ではJavaの脆弱性が悪用されており、アメリカのセキュリティ機関である「SANS Internet Storm Center」では企業に対し、脆弱性修正パッチ適用などの対策を取るよう呼びかけています。

 具体的には、アメリカの「Automatic Data Processing(ADP)」など給与管理業務を請け負っている企業からのメールに見せかけて、英文で「ADPのインターネットサービスを利用していただくためのデジタル証明書が間もなく期限切れとなります」などと書かれた詐欺メールが数週間前から出回っているとの事です。

 内容については複数のパターンが確認されていますが、いずれも人事や給与管理の担当者をだましてリンクをクリックさせるよう仕向けているのが共通点。給与担当者が従業員の個人情報や銀行口座へのアクセス権を持っていることに目を付け、こうした情報を盗み出す目的でマルウェアに感染させることを狙ったフィッシング詐欺メールとみられます。

 リンク先のサイトには複数の脆弱性悪用コードが仕掛けられているといい、中でもJavaの脆弱性(CVE-2012-0507)を悪用したコードは、現状ではウイルス対策ソフトによる検出率が低いと言う事です。マイクロソフトも8月1日のブログで、この脆弱性を突いたマルウェアの急増を伝えていました。

松枯れは害虫への過敏反応

 松林を一斉に枯らす「松くい虫被害」は、アレルギーを持つ人間がアレルゲンに過剰反応するように、松が害虫に過敏に反応して起こることを、森林総合研究所のチームが突き止めまたそうです。

 松食い虫被害は松枯れとも呼ばれ、正式にはマツ材線虫病で、日本のマツ属樹木に激害を起こしている萎凋病です。病原体はマツノザイセンチュウであり、その伝播には媒介者としてマツノマダラカミキリが重要な役割を果たしています。

 松くい虫被害によると考えられる松の集団枯損の記録は、1905年に長崎市周辺で発生したものが最初だと言われています。その後兵庫県赤穂市でも被害が発生し、以後九州山陽地方に被害が広がりました。1970年以降は台湾、香港、韓国、中国など東アジアでも発生、問題になっています。

 マツノザイセンチュウ(線虫)が松の木の内部に入ることで、松の木は自分の細胞を殺す働きを持つ遺伝子が多数働きます。これは細菌などの侵入を防いで身を守る反応ですが、過剰に自分の細胞を殺し、急激に木が弱ってしまうということのようです。がん細胞が増殖するような感じでしょうか?。

 抵抗力のある品種ではこの遺伝子は弱い品種の半分程度しか働かず、線虫に対抗して細胞の壁を厚くする遺伝子が検出されたそうです。