特許紛争で和解協議か?

 インターネット広告などに関する特許権を侵害されたとして、相互に相手を訴えていたアメリカの検索大手ヤフーと交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックが和解交渉に入ったと、20日に現地メディアが伝えています。ヤフーの弁護士が同日までにアメリカ連邦地裁に書面を提出して裁判の手続きを遅らせるよう要請。この中で和解交渉について説明したと言う物です。

 今年3月、新規株式公開(IPO)を控えるフェイスブックを、ヤフーは特許侵害で提訴。一方フェイスブックも4月に入り、反訴していました。ただ訴訟を主導したとされるヤフーのスコット・トンプソン最高経営責任者(CEO)が学歴詐称問題により5月に辞任しており、和解に向かうとの見方も浮上していました。

 ヤフーの弁護士は19日、サンフランシスコ市のカリフォルニア北部地区連邦地裁に書面を提出し、裁判の手続きを2週間程度遅らせるよう要請。書面で「両社は和解交渉を進めており、手続き延期により交渉が加速する」と説明したと言う事です。特許の相互利用契約の締結などによる決着が有力とみられています。

 ヤフーはポータルサイトとして一時代を築きましたが、近年はグーグルに押されて業績が低迷しています。一方、フェイスブックは利用者が9億人を突破し影響力も増しており、両社の訴訟はネット業界の「新旧対決」として注目を集めていました。