安田さん、会見で謝罪と感謝

 内戦中のシリアで取材中武装勢力に誘拐され、先日解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)が日本記者クラブで2日に会見を開き、冒頭で謝罪と感謝を述べ、深々と頭を下げました。

 安田さんは2015年の6月にトルコの南部から内戦状態のシリアへ、イスラム過激派組織ISの取材目的で密入国。その直後に誘拐され、3年4ヶ月に渡る拘束ののち、先月23日に解放され、25日に帰国しました。

 安田さんはISの内部資料を入手したとし、それによるとISは予想以上に組織として完成されており、更に取材したいと考えてシリアに密入国したものの、その直後に拘束されてしまったと言う事です。

 安田さんは拘束される以前、「邦人保護は政府の責務」としながら、外務省にパスポートを返納させられた男性の例や、また外務省や警察から繰り返し紛争地帯からの退避勧告を受けたことについて触れ、「自己責任を負う覚悟は出来ている」と述べ、「自己責任だから口や手を出すな」と政府の姿勢を批判していました。

 そのため、解放後も自己責任論が噴出、多くの批判的意見が寄せられましたが、その件については「当然自己責任はある」とし、「批判や検証は当然と思う」と語りました。