パナソニック、6四半期ぶりに黒字

 パナソニックが31日発表した2012年4月〜6月期連結決算(アメリカ会計基準)によると、税引き後利益は128億円の黒字に転換したそうです。
 前年同期は303億円の赤字であり、黒字は2010年10〜12月期以来6四半期ぶりとなります。

 本業のもうけを示す営業利益も前年同期の約7倍の386億円に拡大しました。主力工場でプラズマテレビ用パネルの生産中止に踏み切るなど、テレビや半導体など不採算事業における合理化によるコスト削減で収益力が改善した結果です。その他、冷蔵庫や洗濯機など、白物家電の販売も堅調でした。

 ただし、売上高は前年同期比6.0%減の1兆8144億円にとどまりました。特に、2012年4〜6月期のテレビ販売台数は、地上デジタル放送への完全移行を控えた特需で大幅増となった前年同期の反動から、32%減の307万台に落ち込んでいます。

 最大の原因は歴史的な円高が続く為替相場でしょう。リーマンショック以前の円安時期には、日本の電機メーカーはこぞって過去最高益を更新、シャープも薄型テレビでシェア世界一を誇っていました。しかし、為替相場が急激に円高に振れると全てがひっくり返ってしまったのです。